列車に乗り遅れたっ! '19/2/10

「ニョ～、TAKUMAはまた脳天気にナメた旅しとるニョだ」












「きっとヘマして痛い目に遭うニョだ」
さて、今回はバンコクからまだ移動が続くのだが、フアラポーン駅へ行く。
いくつか行き方があるのだが、ま、何回か行ったことがあるので、今回は違う行き方で、と思ったのが大きな間違い。
エアポートリンクひとつ目で降りて国鉄で行けばすぐだな…













国鉄のホームに降りて切符を買ったものの、嫌な予感がしてスマホで調べてみると、これじゃフアラポーン駅の列車に間に合わん事が判明。
しゃあない、タクシーだっ!、と飛び乗るも、高速が朝の渋滞。

普通なら楽勝なとこなんだけどねぇ。フアラポーン駅に着いたら列車発車時刻の25分後。
タイの列車は20分遅れは当たり前なのでホームへ駆け込む、が…


















南線SPECIAL EXPRESS43号は、居ない。
呆然としていると、駅の人かなと思う男が、どうした?、と。
チケットを見せると、それを駅のデスクに見せてなにやら訊いてる。
どうやら8:20に15分遅れで出ちゃったようだ。
と、男はこっちに来い、と走り出し、ホームの外へ。
そしてバイクに乗れ、と。
おいおい、俺らは2人だしスーツケースどーすんだよ、と。
そこへもう一台も呼んで乗れ、そして俺の小さいスーツケースは奴の足下に、連れのデカいのは抱えて乗れ、と。
さ、列車追っかけるぞ、Go!。
そんな無茶な!、だいたいいくらで行ってくれるんだよ。
信号で止まり、列車出て10分だからちょっと先の駅なら間に合うかも知れない。間に合ったら1200Bくれ、だと。
え!、1200B、4000円は高いでしょ、しかも2人で2400Bは冗談じゃないぜ。
いやいや、2人で1200B、間に合わなかったらいらないよ。
うーむ、まぁ、乗らないと列車のチケットもパーだし、次の列車かバスターミナル行ってバス乗っても着くのは夜になる、か。
しょうがねぇ、行ってよ!
そこからバイク二台でのカーチェイス(?)が始まる!













渋滞のバンコク、車とバイクの間を縫うようにぶっ飛ばす。
おいおい、スーツケース抱えてんだからさ!、車の間をすり抜ける時ギリギリだぜ!
幹線道路と裏道を駆使し、少し郊外へ出ると小さなバイクのエンジン全開!。
命懸けで走ること約30分、兄ちゃんがスピード緩め、もう大丈夫だぜ、とグーサイン。
小さな駅のロータリーに滑り込むと、チケットと荷物を持って駅員に訊いてる。
そしてOKサイン、間に合ったぜ、と。













笑顔でホームまで案内までしてくれる。
そりゃそうだわな、正規料金の何十倍だよ。
ましゃあない、払ってやろう。
バンコクのスリル満点アトラクション体験代だわ。・゜゜(ノД`)。

五分もすると列車が来た、どうやらここは三つ先の駅なんだな。

何はともあれSPECIAL EXPRESS43号二等車予約済の席に座る。
検札のおじさんが来た、子供と戯れ、のんびりしたムード。


















しばらくすると飲み物とお菓子のサービス。
じゃ、コーヒーくださいな。
1時間くらいすると、今度はご飯だって…













イワシの甘辛煮とチキンの水煮?。鰯はご飯に合って旨い。
ゴトゴトと長閑に田舎を走る。












SPECIAL EXPRESSと言っても時速は50kmくらいかね。
市内ならさらに遅いので、ま、これならバイクで追っかけるのもわかる。
四時間ほどでHUA HINに着いた。


















今までの駅はほとんど降りる客は居なかったが、ここはどっと降りる。
ホームに降り立つとそこにはカラフルな建物。












建物には前王様の顔。これは王様の待合室。
そうHUA HINは王様一族の避暑地でもあるリゾート。
しばらく駅の写真を撮り、ロータリーへ出る。
ソンテゥと呼ばれる改造トラックのドライバーにホテルを告げ値段交渉。


















7～8kmなんだが150B(500円位)、リゾートだけあってちょっと高いね。

15分ほどでホテルに到着…


















ふぅ、なんとかたどり着けたよ。ここが俺の部屋。
さ、荷物を開けよう、ん?!…


















スーツケースからシッポが!
「毎回そのネタはヤメろニャ」
ハハハ、じゃゆっくり人生を考えるとしよう…To Be Continued…

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